ALS(筋萎縮側索硬化症)

運動神経には、大きく分けると2つの運動ニューロンがあります。

・上位運動ニューロン…大脳皮質から脊髄前角細胞まで

・下位運動ニューロン…脊髄前角細胞から筋肉まで

 

筋萎縮性側索硬化症(ALS)は、 その両方の運動ニューロンが障害される病気を言われており、重篤な筋肉の萎縮と筋力低下をきたす神経変性疾患です。

今現在、有効な治療法は確立されておりません。

 

症状の出現、進行の仕方はさまざまで、上司の運動障害からくる場合(上肢型)、下肢の運動障害からくる場合(下肢型)、嚥下や言語障害からくる場合(球麻痺型)などがあります。

 

正式名称は「Amyotrophic lateral sclerosis」でその頭文字をとって「ALS」と略称されています。


ALSに対する訪問マッサージの効果

 進行段階により、さまざまな症状が出てきます。
・足が上がりにくくなった。

・つまづく回数が増えてきた。

・足または腕に力が入りにくい。
・歩ける距離が短くなってくる。

・腕が上がりにくくなってくる。

 

マッサージにより、一時的に体が動かしやすくなります。
・歩行しやすくなった。

・洋服の更衣が楽になった。

・お通じが良くなった。
・指先、手足が動かしやすくなった。

 

マッサージ(筋肉や全身の血流を良くします)

ストレッチ(筋萎縮を予防し、筋肉の柔軟性を維持します)

関節可動域訓練・ROM(全身の各関節の動かすことによって、関節拘縮の予防になります)


患者様とのコミュニケーション

患者様とのコミュニケーションはお体の状態によって様々ですが、言葉が発せられなくても、アイコンタクトや体の動き、表情、うなずき、まばたきなどから、積極的にコミュニケーションを取るようにさせていただいております。

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